中学生の子供にスマホを与える時に交わすべき5つの約束
子供が中学生になり、そろそろスマホを与えようか迷っている保護者の方は多いのではないでしょうか?
周りのお子さんは結構持ち始めているようだし、部活の連絡や友達とのコミュニケーションに必要なのかなと思ったり、使いすぎが心配だったり。
お互いが安心して、スマホを扱えるといいですよね!信頼のためにも、あらかじめルールを決めておくのが良いかと思います。
そんなあなたに是非とも伝えたい、「中学生にスマホを与える時に交わすべき5つの約束」を今回はご紹介しようと思います!
この約束は、子供と保護者との信頼に深く繋がりますから注意してくださいね!
それでは見ていきましょう!
- 家族と部活の連絡は見た瞬間に返信すること
- スマホが原因で寝不足にならない事
- 中身を覗かれても、やましくない状態にしておくこと(個人情報やプラーベートな内容の保護)
- 部活や友達との連絡手段を保護者は保証すること
- プライバシーの保護(親が守る)
- さいごに
家族と部活の連絡は見た瞬間に返信すること
そもそも何故、スマホを持たせるのでしょうか?
一番大きな目的は、連絡手段としてです。
連絡手段として、渡してあるのに連絡を見ない、返信しない。ましてや、連絡が来ているのに気づいているのに無視するなんて事は絶対に行けません。
友達同士なら、の返信を強制する義務は有りません。お子さんの自由ですし、返信しないで気まづくなるような人間関係なら必要ありません。
この塩梅は、当事者が気づくまで、放っておきましょう。自分で失敗しないと、人間関係は学ぶことができません。
ただし、部活と家族間の連絡は別です。返信は義務です。
私は、部長ではなかったものの部活内の連絡を担っていたのですが返信が一番来ないのが一番困ります。
必要があるから、連絡しているのであって無視したり返信しなかったりするのはあり得ません。
なんで返信しなかったのと聞くと、「忙しかった」とか「スマホ見てなかった」とか言う人がいますが100%嘘です。
「寝る前に必ずスマホ見てるだろ!」
「スマホすら見られないほど忙しいってどんだけ過酷な状況だよ!」
とこれを言われるたび毎度毎度思います。
部費などお金に関する内容だったり、集合時間や場所の連絡の際に返信がこないと、誰に伝わってないか把握ができず困ります。
必ず、部活と家族間の連絡は返信するように徹底させましょう。
自分が連絡する立場になったとき痛いほど思い知ります。
「世の中には返信しない奴が多すぎる」、「反応がない時に返信してくれる人は神」と。
結局、一人一人連絡することになるのですが、これでは部活内連絡系統の意味がありません。
ここで返信しない人の気持ちが、はっきり言って私には理解できないのですが
連絡内容をみて大丈夫であれば、「OK」なりスタンプを押すなり反応1つしてもらえば何も問題ないんです。
※返信しない人とは話さないと高2の冬誓った理由
※子供から、友達への返信がめんどくさいと言われた時にかけるべき言葉とは
スマホが原因で寝不足にならない事
テレビを見てたとか、勉強してたとか他の理由ならいいんですよ。でも、スマホは違います。
スマホは、他のものと違い、自分で切り上げにくい
友達とゲームやLINEで一緒に遊んだり話したりしてる時は、どちらかから寝ると切り出さないとなかなか終わりにくいものです。
相手の顔をお互い見れないので、眠気を察することが結構難しいです。
YouTubeの動画をずっと見てしまったりした時も同じで、自分でスマホの辞め時を察することがまだ中学生には難しいのかなと感じます。
身体も成長の途中で、寝不足になるのは健康上良くないですし、自分の体力を見極められない内は
スマホが原因の寝不足は避けたほうが良いと思います。
中身を覗かれても、やましくない状態にしておくこと(個人情報やプラーベートな内容の保護)
これは、2つの面があります。1つは個人情報の観点から。
1つ目は、友達の電話番号や、自分のアカウントやパスワードの管理です。
スマホを落とした時に、スマホ自体にロックを掛けていなかったら大変です。
悪用される可能性が非常に高くなりますし、自分だけの問題ではなくなります。
また、アカウントのパスワードの管理はこれからの時代とても重要になってきます。
Twitterなり、Instagramなり、SNSだけでなくゲームなどさまざまなアカウントを作ることになるでしょう。
そんな中、123456等の超単純なパスワード、自分の名前と誕生日の組み合わせなど他の人が推測しやすいパスワードを設定してしまうと
悪意のある誰かに、乗っ取られるなどの被害に会いやすくなります。
スマホを扱う上での危険性をしっかりと認識し、正しく安全に使えるように約束をするべきだと思います。
実際、保護者の皆さんも全て同じパスワードにしてたりしませんか?
この機会を機に、自分のスマホの使い方をお子さんと一緒に振り返ってはいかがでしょうか?
※子供と振り返る!安全に正しく使うスマートフォン
2つ目は、プライベートな内容です。
いつ誰に見られても大丈夫なよう、やましい事をしないのが一番ですが、思春期の中学生がそんな自制できないのが普通です。
男子女子関係なく、自分の検索履歴やトーク履歴を誰に覗かれても大丈夫なよう自衛しておきましょう。
これはスマホを全ての人が担うべき義務です。
自分のことは自分で守りましょう。自衛です。
家のリビングで堂々使えるよな使い方をするのが一番ですけどね。健全です。
※全人類が知っておくべき!スマホ自衛術
部活や友達との連絡手段を保護者は保証すること
これは、本当に大事です。
中学生にかぎらずですが、スマホを持たせた保護者の言葉で最悪のワードが1つあります。
「テストの点が悪くなったら、スマホ没収」
私はこれを現代の合法的虐待のと呼んでいます。
※スマホ没収は、現代の合法的虐待であるから、今すぐ辞めなさい。
仮にこれをしたいのであれば、私は保護者の方も没収される事案を作らないと行けないと思います。
これを提案すると、大抵の人がこう言います
「それは困る、仕事で連絡つかなかったりしたら大変じゃ無いか」
はぁ、何を言っておられるのでしょうか。泣いて呆れます。世の中を代表して、言わせてもらいます。
連絡手段を奪われて困るのに、大人も子供も関係ない!!!!
はい。気持ちが高ぶりすぎましたね。でも、これは本音です。
連絡系統を奪われたその子が自爆するなら全く問題ないんですよ。でもそうじゃない。
周りの人にまで多大な迷惑と心配をかけます。
下の部活の連絡の例で、もしスマホがあれば、迷惑をかけずに済みますよね。
『試合当日の朝に集合場所が変わり、スマホ持っていないアイツだけ来てない。連絡が取れない。家に電話したらもう家を出てる。』
どうすれば良いのでしょうか?
部活の集合場所や時間が変わったりなんて良くあることです。
何かあった時の為の連絡手段がいちばんのスマホの役割です。
スマホを与える上で、一番保証しなければならない点です。
今の時代、スマホが無いと不便なのは他の記事でも述べた通り。
また部活や家族間の連絡以外にも友達とのコミュニケーションツールとしての役割も担っています。
返信がこないくらいで、切れるような友達などハッキリ言っていらないですが
スマホが無いのが理由で、仲間から外れやすくなり、周りも関わりにくくなるのも事実です。
「いじめ」とまでは行かないかもしれないですが、スマホが人間関係のこじれる原因となるのは可能性として大いにあります。
コミュニケーションが取れなくなるのは、「喋るな」とほぼ同値だと私は思います。
それくらいの現代の社会に必要とされているツールな訳です。
必要な連絡だけでなく、ゲームやメッセージを通してのコミュニケーションとしての要素も含め、連絡手段を保護者は保証する義務があるとお思います。
プライバシーの保護(親が守る)
最後は、しっかりココを守られてないのではと感じるものです。
子供のプライバシーの保護。
これ、皆さん守れる自身ありますか?
自室への持ち込みを禁止したり、友達とのLINEを毎日チェックしたりしている保護者の方いないでしょうか?
スマホチェックとかされると、かなり人間不信になります。(あくまで個人の意見です)
こ自分のこと全く信頼していないんだなーと思ったり。抜け穴を探したりし始めます。
抜け穴を見つけるのは圧倒的に子供のほうが得意ですし、束縛するのは超逆効果です。
一般的な中学生であれば、スマホ周りに詳しい人くらい居ますし、子供たちの方が大人より全然上手です。
だって、新しい時代を生きているんですから笑
私の友達の話ですが、過剰に友達とメッセージのやり取りに厳しい保護者の方がいました。
友達も、全く信用されていないんだなと感じ、すごく不快だったそうです。
会って話すときに、いちいち保護者が、あの子とは話すなとか口出ししませんよね。(たまにいますが、それもかなり問題です)
スマホを通してとなった瞬間に、監視されるというのは、精神衛生上よくないですし、がっつり子供のプライバシーを侵害していると思います。
まだ、中学生が保護者の監督義務内とはいえ、子供のスマホを覗いて良いという訳ではないですし
誰にだって見られたくないものの1つや2つありますよね。友達との会話だったり、検索履歴だったり、保護者の皆さんもあるでしょ?
プライバシーは子供だから、大人だからといった理由で簡単に踏み越えてはいけないものです。
「子供のスマホの中身に興味がない」とか「人のスマホを勝手に覗かないのは当たり前だ」と思う方もいるかもしれませんが
お互いの共通認識として、形に残しておくことは大変重要です。
もし仮に、保護者の方が勝手にみてしまったのが子供にバレた時、「親だから」など大人に都合のいい理由を振りかざす可能性は大いにあります。(私の親がそうでした)
子供のプライバシーを守るためにも、自分がもし見てしまった時の為にも、形に残しておくのはとても重要です。
子供をだけ縛るのではなく、保護者の都合で子供に不利益が来ないように、予め自分たちの行動も制限しなければなりません。
子供が安心してスマホを使えるように、保護者の皆さんは「信頼しているよ」の意味を込めてこの約束を交わすべきだと私は思います。
さいごに
スマホを与える上で、保護者の方が守らなければならないルールもありましたね。
一方だけが課せられるというのは約束ではなく、それは規則ですよね。
子供を信頼しない行動は絶対にしてはいけません。
大人の都合で済まされないよう、保護者たちも制限されるべきであり、守らないといけないものは守る義務があります。
子供と保護者がお互いに信頼しあって、正しくスマホを使うためにも上記の5つの約束を交わしてみてはいかがでしょうか?
以上、「中学生の子供にスマホを与える時に交わすべき5つの約束」でした!